わたしには、忘れられない大家さんがいます。7年ほど前の話です。都会の一人暮らしを始めたわたしは、まだ友達がいなかったので、とてもさみしい思いをしていました。親元を離れたので、いつもさみしく、テレビがあまり好きではないのに、さみしさを紛らわす為、いつもテレビをつけっぱなしにしていました。
大家さんは、そんなわたしを察してか分かりませんが、ある日ご飯に誘ってくれました。一人暮らしを始めて、まともにご飯を食べていないわたしを気遣ってくれたのか、とにかくたくさん食べさせてくれました。
そのお店は普通の量でも、結構あるのに、さらに大盛りを注文してくれたので、本当にお腹がいっぱいになりました。
それから、数年が経ち結婚することになったわたしは、引っ越すことになりました。大家さんは、祝福してくれたと同時に「さみしくなるね」と泣いていました。その時、本当にここへ引っ越してきてよかったなと思いました。
今はまた遠く離れたところに引っ越してしまったので、なかなか会えませんが、今度遊びに行こうと思います。